2010年06月08日

ウェイトトレーニングの基礎知識 2-2

ウェイトトレーニングの基礎知識 2-2
 
「増量期」「減量期」という言葉をご存知ですか?

実際のところ、基本的に人間の体は脂肪を落としながら筋肉をつけることは、ほとんどできません。
「摂取カロリー>消費カロリー」の食事、つまりオーバーカロリーの食事、
すなわち脂肪が付く位、ガッツリ食べていないと、どれだけ質の高いウェイトトレーニングを行っても
筋肉は増えてくれないのです。

この事は前回お話ししましたね。

でもBKや3列の選手は、あまり脂肪をつけ過ぎてしまって、
体のキレやスピードが落ちてしまうのを心配する人もいらっしゃるでしょう。
BKや3列の選手では、筋肉質だけど脂肪は少ないガチムチ体型を理想体型として考えるのも妥当。
そこでどうやったらそういう体型を効率的に作れるのか。というときに「増量期」「減量期」の導入が
より効率的なボディメイク手法になるのです。

ちなみに脂肪と筋肉は別々の組織なので、脂肪が筋肉に変質したり、
筋肉が脂肪に変質したりすることはありません。

10円玉が金貨にならないのと同じこと。

たまにウェイト場で「脂肪を筋肉に変えろ!」とか言ってる人がいますが
そういう人の話は参考にならないので、聞き流して下さい。

何度も言いますが、人間の体は、脂肪を落としながら筋肉を増やすことは基本的に不可能です。
つまり「摂取カロリー>消費カロリー」の脂肪が増えるカロリーオーバー状態でないと筋肉は増えないのです。

単純に言えば、栄養に余りがないと、筋肉はつかないのです。

では、どうやって筋肉質でかつ体脂肪率が低い体形を作るのか?



ウェイトトレーニングの基礎知識 2-2

それは、オーバーカロリー状態で脂肪と筋肉を両方増加(増量期)させたあとに
アンダーカロリー状態にして筋肉をなるべく残して脂肪だけ落とす(減量期)。
これを繰り返すことによって、筋肉質でかつ体脂肪率が低い体形になっていくのです。
減量期は、ウェイトトレーニングを続けていれば筋肉は増えませんがある程度筋肉を維持することは可能です。

分かりやすく書きますと

増量期(筋肉↑、脂肪↑)
減量期(筋肉→、脂肪↓)

となります。これを繰り返していけば

筋肉(↑、→、↑、→、↑、→・・・)
脂肪(↑、↓、↑、↓、↑、↓・・・)

となり、筋肉は増量の度に増えても、体脂肪率は常にイーブンで増えないですよね。

これが効率的なボディメイクの技術なのです。

高いレベルのアスリートも、実はこの増量・減量を繰り返して、試合に向けて最高のコンディションを作っているのです。

この増量期、減量期の期間は、それぞれ2~6ヶ月くらいですが、大体3ヶ月おきに増量と減量を繰り返すのが一般的です。

つまり脂肪は少ないけど筋肉質の体形を作りたい人は、
目標とする大会に向けてこの増量期・減量期のスケジュールを組んで、本番に向けて体を仕上げていくのです。




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