2010年07月31日

ケガをしてしまったら。

「ラグビーに、ケガは付きもの」

とはいえ、その後の処置を間違えると、取り返しの付かない事になりかねません。

数あるケガの中でも一般的な「捻挫」の応急手当法を紹介します。
覚えておいて損は無いと思いますよ。


ケガをしてしまったら。


RICE処置法

よく行く近所の整骨院の先生に聞いた捻挫の対処法です。

RICE(らいす)とは急性期の炎症反応を抑制のために必要な処置、
Rest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)
の頭文字をとったものです。

急性期の炎症反応を抑制することは、その後の靭帯の修復を促進させ疼痛を軽減させます。
また、腫張が長く残存すると結合組織の癒着が起こりやすくなるため、
可動域制限防止の観点からも早期の炎症反応の抑制は重要です。

RICE処置は炎症反応が消えるまで行ないます。


・安静・挙上

ケガをしてしまったら。

 患部の挙上により、下肢の静脈やリンパの環流を促し、
 腫脹を最小限に防止します。
 また、安静をとる事で患部への刺激を避け、炎症の沈静化を図ります。

・冷却

ケガをしてしまったら。

 氷嚢もしくは、アイスノン等で患部を冷却することで、
 内出血や腫脹の増大を防ぎ、炎症の沈静化を図ります。
 時間の目安は10~15分程度にしておきます。

・圧迫

ケガをしてしまったら。

 弾性包帯やバンテージを用いて患部を圧迫することにより、
 腫脹の増大を防ぎます。
 圧迫のし過ぎは血流障害の原因になるので、足の指の色が変わらない程度、
 本人が締め付けられていると感じない程度で圧迫します。

・「RICE」完成

ケガをしてしまったら。

 RICE処置の完成形です。
 受傷直後の急性期は必ず行ないます。


~補足・注意点~

・冷却(アイシング)において、冷却スプレー等は使用してはいけません。
 冷却スプレーは本来、打撲等の外傷をした際に痛みを減少させるために使用します。
 冷却スプレーを長時間吹きつけ過ぎると皮膚が凍傷を起こし、
 最終的には壊死を起こしてしまいます。
 同様にアイシングを氷嚢やアイスノンで行なった場合でも、
 30分や1時間以上行なってしまうと凍傷が起こる可能性があるので、
 アイシングの時間はしっかり管理する必要があります。

・アイシングは一度行なえば良いのではなく、
 受傷直後の急性期では10~15分アイシングして、
 45~50分休んでからまたアイシングを行なうという事を繰り返します。
 そうする事で炎症を最小限に抑えることが出来ます。
 アイシング毎に必ず皮膚の状態を確認しておく事が大切です。

・RICE処置はとりあえずの応急処置です。
 RICE処置をし、炎症を抑えたからといって、軟骨・靭帯などを損傷している場合では、
 治ったわけではありません。なるべく早く専門医へ受診しましょう。

 またアイシングに関しては、リハビリ等の運動は炎症反応を助長させるため、
 運動終了後は必ず行ないましょう。



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この記事へのコメント
鍛冶町のラーメン竜の親爺です。浜工の学生さん、よく店に寄ってくれます。学割350円です。親爺ブログのQRコード読み込んでツイッターのフォローしてくれたら、大盛か味玉サービスです。2名までok
ラグビーの猛者連のご来店お待ちします、とお伝えください。
Posted by ラーメン竜ラーメン竜 at 2010年07月31日 14:04
>ラーメン竜さま
コメントありがとうございます。

うちのコゾウも先日お邪魔したようです。
「綿菓子、たべる?」といってごちそうになったらしいです。

実は、私、向宿の時はお邪魔した事ありますよ。
居酒屋時代は良く行ったなぁ・・・

また、よらせて頂きます^^

これからもどうぞよろしく!
Posted by hamakorfchamakorfc at 2010年07月31日 14:11
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