2010年06月21日
ラグビーが好きな訳

ラグビーは激しいスポーツがゆえに、色々な事柄で比喩される。
中でも、最も多くつかわれる言葉は「格闘技」
もちろん鍛え上げた肉体をぶつけ合うそれは、格闘の側面は否めないし
それも大きな魅力の一つでしょう。
しかし、実際はそうでもない。というか、そうでないほうが良いのではないでしょうか。
「ラグビーは格闘技ではない」という考え。
さまざまな技術を用いて、当たるのでなく抜く。
練り上げた理論に従い、理詰めで得点を奪う。
やはり「ラグビーは球技」でなくてはいけないと思います。
ラグビーでは、肉体の素質に恵まれた者の成功は約束されていません。
あなたの周囲にもいませんか?
見事な肉体の資質に恵まれながら、いまひとつゲームで力を発揮できない人物を。
50m走は早いのに、試合中、ボールに触れない。
体重100㌔で、しかも俊敏なのに、ラックやモールにうまく絡めない。
こんな例は少なくないはずです。
また、ラグビーでは、さほど格別な肉体の資質を持っていないのに、
献身的なプレーや的確な判断でチームに欠かせない選手をよく目にします。
もちろん、限度はあるでしょう。
しかし、最低限の資質があれば、厳しい自己管理や集中力でカバーできるのです。
ラグビーにはスクラムやラインアウト、バックスの抜き合いなど、さまざまなシーンが連続します。
だから、そのつど考えなければいけない。
たとえば、サッカーやバスケットボールに比べて、ラグビーには中断が多い。
ただし、野球やアメリカン・フットボールよりは動きが連続します。
この感じこそラグビーらしさでしょう。
ラグビーは「直観」よりも「考える力」を要する。
かなり足は遅くとも、集中心と闘争心を欠かさず「よりよいアイデア」を考えられれば
チームに居場所はある。
ラグビーは「その人そのものの」力、肉体を超える人間の総合的な能力と可能性を
十分に発揮できるスポーツだと思います。
タグ :浜工ラグビー部
Posted by hamakorfc at 10:57│Comments(0)
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