既にお手伝いさせていただいていましたが、2年生の保護者である私は来年このブログと写真撮影を引き継ぐこととなりました。
交代には少し早いですが、僭越ながら部員の皆さんに謝辞をお伝えいたしたく、この場をお借りします。
拙い文章ではありますが、最後までお付き合いください。よろしくお願いいたします。
激闘の決勝戦が終わり、1週間が経とうとしています。
部活もなく、ぽっかり空いた時間の中で、色々と考えている事もあると思います。
勝負というのは非情なものです。
勝者があれば、そこには敗者も確実に存在します。
必死で頑張ってきたのは、どのチームも同じです。
だからこそ、すべての選手が美しく、感動的なのでしょう。
集大成である決勝戦で、皆すべてを出し切ったことと思います。
必死でやりきったその先に、見えた景色があるはずです。
これからも、あの時見えた「何か」を忘れないでください。
きっとこの先、二度と見ることができない、大切な大切な景色だと思うから。
また、今回の試合だけでなくいつも感じることですが、
勝った試合も負けた試合も、決して浮かれたり取り乱したりすることなく
粛々と事実を受け止め正々堂々と振る舞う選手たちはまさに「威風堂々」といった出で立ちで、
親ながらいつも感心していました。
浜工の校訓でもある「質実 勤勉」を体現する素晴らしい姿だと思います。
そして、3年生の先輩方には、いろいろとお世話になりながら、花園までの道を切り開くお手伝いができなかったことに、後輩の保護者として申し訳なく思います。
先輩方には最初から最後まで頼りっぱなしだったと思います。
私たちには想像もつかないプレッシャーと戦いながら後輩を導いてくれた、キャプテン。
バイスと応援団団長の二役をこなし大変な中、フォワードをまとめてくれた、バイスキャプテン。
自身が一番辛いはずなのに、それを押し隠して後輩を励ましてくれた、先輩方。
試合前、ともすれば緊張して固くなる後輩たちを「笑顔!笑って!」と気遣ってくれた先輩方。
思い返せば、頼りになる先輩方の姿ばかりが脳裏に浮かびます。
先輩方と共に試合をして得たものは、勝利の数だけではありません。
もっともっと、大切なものを後輩たちはしっかり受け取っているでしょう。
先輩方の思いに報いるよう、後輩たちが来年も頑張ってくれることを願ってやみません。
最後に。
保護者としていつも試合を見ていて思うのは、
「試合が始まってしまえば、親なんてものはこうも無力なのか」
という事です。
試合中に親である私ができることは、声を嗄らして声援を送る事と、祈る事。
それだけです。
あとは、皆さんの姿を写真に収める事しかできません。
その数少ない「できる事」である写真をまとめました。
これが先輩方の高校生活の思い出として刻まれれば幸いです。