「親」として
ふと考えた。
コゾウが高校へ進学し、浜工ラグビー部のお世話になって2年と4カ月が過ぎた。
1年生のころ、親の自分も高校というモノに慣れておらず
右往左往している時、浜工ラグビー部父母会の方々に大変お世話になった。
その時、3年生の父兄方が、こう呟いた。
「あーぁ。あなた達はいいね。まだ2年ある。」
その時、ピンとこなかった。
今は、ものすごく分かる。
覚悟はしているつもりだった。
コゾウが最上級生になって部活を引っ張っていく立場になって
迎えた新人戦。
大会が終わった時
「残りは『総体』と『秋本番』か・・・」
と、しみじみ思ってしまった。
ようするに、寂しいのである。
当時の先輩父兄の言葉が身にしみた。
そんなこんなで、総体も終わってしまった今、残されたのは「秋」
花園予選のみである。
もちろん、練習試合や遠征はある。
しかし、公式戦は別格で、長年優勝争いから遠ざかっている浜工ラグビー部には
今年こそ優勝して欲しいと心から願っている。
(毎年、思っていますが・・・)
最上級生の父兄だからこその思いだと思うが、
「今年こそ」
という思いは、文字で書き表せないほど強い。
あぁ、先輩父兄の方々も、こんな思いをしていたんだな・・・
親として、息子にしてやれる事はあまりない事にも気付く。
一緒に練習してやる訳にもいかないし
アドバイスなどしても、親の言う事など「寝耳に水」だ。
歯がゆい。
こいつらを花園に連れて行く事が出来るのなら、私は何でもする。
酒もタバコもやめたっていい。
あぁ、神様、仏様。
私は、何をしてやれるのでしょうか。
でかい声で叱咤激励することしかできないのでしょうか。
「親」という漢字は「木の上から立って見守る姿」を表している。なんて聞きますが
昔の親御さんは、辛抱強かったんだなぁ。
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