必ず原因はあるモノだ。
私は学生時代、ラグビー部だったのですが、当時流行った言葉に「原因不明の好調」という言葉がありました。
1.2年生の若い選手にあるのですが
「がむしゃらにとりあえず与えられた練習をしたら上手くなったこと」を称して
「あいつは今、原因不明の好調だから、かなわないなー」などといった使い方をしていました。
もちろん好調なのはいいのですが、実は原因不明の好調には問題があって、
不調になってしまったときに好調時に戻れないのです。
好調だった原因がわからないわけですから、いろいろやっても好調に戻れず
あっという間に自信を失ってしまうのです。
そのような選手を何人も見たため、その後、私は好調な選手を捕まえて、今なぜ好調なのか
どんな練習が自分にとって一番効果的だったなのか、体重は何キロなのか、
血液検査の結果はどうかなど、好調な原因をできるだけ聞くようにしていました。
どうせ、いつか不調はやってくるのですから、そのときのために
「原因不明の好調」を「原因が明確な好調」にしておくべきなのです。
大事なのは、単に強くなることではなく
「自分が強くなるための方法を知り、身に付けること」なのです。
すなわち、自分をコントロールできる力を付けることが大事なのであり
それが「自信」につながるのです。
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