本当の意味

hamakorfc

2010年07月09日 08:05



競技スポーツというのは、スコップで穴を掘るようなもの。

そこに意味を見出せなければ、それを続けることは非常に苦痛です。
 
スコップで穴を掘ることに意味を見出せた選手は、信じてスコップで穴を掘ることができます。
だから、そこに「意味を見出すこと」が重要になってくるわけです。

では、それに対して、穴を掘ることに意味を見出せていない選手はどうしたらいいのでしょうか?

もちろん、意味を見出せていないわけですから、
意味を見出している選手よりも、その作業は非常に苦痛になるわけですが、
実は、そこでスコップで穴を掘ることをやめてしまってはだめなのです。

たとえ意味が感じられなくても、穴を掘り続けることが大切なのです。

ときどきTVなどで、「〇〇の埋蔵金」を探して、何十年も宝探しを行う人が出てきます。

周りからはどうせそんなものはないと言われても、信じて探し続けていたりします。
「男のロマン」などと言いながら。

競技スポーツにおいて結果を出すとは、スコップで穴を掘り続けていたら、
そこに宝が見つかるということです。

もしかしたら、スコップで穴を掘り続けたけれど、
何も出てこなかったということだってあるかもしれないのです。

いやむしろそのことのほうが多いとも言えるでしょう。

たとえば、高校生ラガーたちが「花園」を目指しても、花園の芝を踏めるのは本当にごく一部でしょう?


ある、人は言います。

「プールの水を、とりあえず『おちょこ』で汲み出し始められる人だけが成功を手にする」

スポーツでもそれはいっしょでしょう。

穴を掘り続けたけれど、何も出てこないかもしれない。
そんな「あいまいさに耐える能力」を持った選手だけが宝を見つける「資格」を持つのです。

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