常に考える人になる。

hamakorfc

2010年06月29日 08:14



例えば「ラグビー選手という職業は肉体労働かどうか?」と聞かれた場合、
「いいえ。ラグビーは知的労働です。」と、はっきり言えます。

では知的労働とは何かというと「いかに考える力をつけれるか」という事です。
「ラグビー」って考える時間が非常に多いですよね。

一瞬で攻守が交替し、その時、最良のプレーの選択を迫られる。
常に状況判断が必要。だから「考えるスポーツ」と言えるでしょう。

漠然とプレーしているだけとはえらい違いです。

それは試合に限らず練習でグランドに立っている時でもそうです。
練習時間は長い割には自分の練習だけをしている時間は短くはないですか?

考える時間はいっぱいあるのだから何も考えないのではもったいないと思いませんか?
考えている選手と考えている選手の違いは当然出てきます。

3年間高校ラグビーをやるのです。その差は大きいですよね。

よく選手に「高校ラグビーを終えて、身に付いたものは何?」という質問に
挨拶ができるようになったとか、礼儀を学んだとか、チームワークを学んだとかいろいろ答えます。

それはそれでいいと思いますが、一生懸命にラグビーをやっていて、
たったそれだけのことしか学べなかったのかとなると非常にもったいなく思います。

例えば「ラグビーをやってアイディアの発想が豊富に浮かぶようになりました。」とかね。
「感性が研ぎ澄まされました。」とか、そういうのが大事なわけです。

ラグビーを終えた後の人生の方がはるかに長いわけだから
何も残らなかったじゃもったいないわけです。
だからせっかくラグビーをやるならそこの部分をしっかりと鍛えていかないとと思うわけです。

考えている選手と考えていない選手の差はぜんぜん違います。

例えば、速く走る為に練習をしようとします。そういう時どうしますか?
大抵の選手は「ただたくさん走れば良い、量をこなせば良い」とだけ思っています。

でも、例えば「なんでチーターは速いのか?」とか「速く走りたい」と思い、常に考えているのならば
ヒントはありとあらゆるところから見つけてくることができるますよね。
ただ走るのではなく「速く走る為にはどうしたら良いのか」を考えて走らなくてはいけません。

何事もそうだけど考える意識をもってやらないと何も残らないと思います。
考える習慣は小さい時から身につけないといけませんが、
当然それを意識する事で後からでも身につける事ができます。

私は人間ってそんなに特別な差はないと思っています。

上手い人は「こつ」をつかんで上手くなっていきます。
逆にいえば「こつ」をつかんでいけば誰でも上手くなるのです。

それには考え続ける事、感じ続けることが大事です。

必死になって考えた結果、たどりついた答えなのか、
「誰々が言ったからこうなんだ」という答えなのかその差は大きい。

まずは考えることの楽しさを知りましょう。
みんな考えることをめんどくさいと思っていませんか?
答えは人から与えてくれるものだと思っていませんか?

他の誰かがラグビーを上手くしてくれるじゃないですよね?
自分で上手くなるんですよね?

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