ラグビーに限らず、何事にもメンタルは大事な要因で、
そのメンタル面を鍛える事は、重要なトレーニングの一つです。
メンタルトレーニングとは、心の正しい習慣を身に付けていくことです。
自分の正しい思考とか物事の捉え方をきっちり自分の脳のプログラムの中に作り上げていけば、
いついかなる状況の時も、その正しいことをアウトプットしていけるという事になるからです。
だから繰り返し自分の頭の仲に積み重ねていく作業が必要です。
体のトレーニングと一緒でトレーニングしている時だけがトレーニングではありません。
本当にトレーニングの意識の高い人であれば、例えば自分の立つ姿勢を含め「24時間トレーニング」です。
全部トレーニングなわけですから、メンタルにしても体にしても24時間取り組んでいく意識が必要です。
では、具体的に正しい見方とは、どういう事かというと、
例えばみんながピンチだと思ってもそれは捉え方によってチャンスかもしれません。
つまり常に自分の考えに対して疑問を持っていく。という事です。
一つの例として、試合終了間際、同点で向かえた相手チームのPK。ピンチです。
しかし捉え方によっては相手チームの方がピンチだと考えることも出来ます。
試合終了間際でPKなんて絶対に点数とらなくてはいけない場面です。
そのプレッシャーたるや相手チームの方が大きいですよね。
そう考えると見える景色が変わってくるでしょう。
そういう作業を重ねていく。
練習の時から意識を持って取り組んでいかなくてはいけません。
「プレッシャー、不安、恐怖」を感じる事は自分にとってはプラスではない。
それならプラスにもっていける考え方を考えた方がよいでしょう、という事です。
ただ一つ言えるのは、やはり力を出せるのは「心技体」そろっての事です。
メンタルだけ弱い人がメンタルを鍛えたらパフォーマンスがでる場合はあります。
しかし技・体が弱い人が心を鍛えても力は出ません。
心技体、きれいな三角形にしていかないと力を出し切れない。
心技体をしっかり鍛えないといけません。
どれか一つ抜けていても駄目ですよね。
例えば幅30センチの板を地面に置いて歩けと言われれば歩けない人はいないでしょう。
しかしこれがビルの屋上の端なら・・・
人は歩く技術も体力もあるのに、心がマイナスに作用すると立つことすらできないのです。
技術と体だけで成立するなら歩けるはずですよね。
歩けないという事は心が変化しているからですよね。
歩く動作は一番人間がトレーニングをしていることですからね。
普段、何気なく練習していることも心が崩れることで出来なくなってしまいます。
不安、恐怖があれば人間は立つと言う行動さえもできなくなる生き物だ
という前提に立って考えないといけないです。
フィジカル、テクニックだけでなくメンタルもしっかりとトレーニングする必要があります。